出版社からの依頼で会計事務所向けのM&A関連の書籍を出版することとなりました。

「大廃業時代」と言われてはや3年。中小企業の事業承継は深刻な状況にきています。このような中小企業の承継において会計事務所が果たさなければならない使命はことのほか大きいものがあります。また、それだけでなく、そこには多くのビジネスチャンスも存在します。

しかしながら、M&Aの経験のない会計事務所にとって顧問先のM&Aをサポートすることは一定のハードルがあったのも事実です。ただ、ここ数年そのハードルは大きく下がっているといえます。それは、「M&Aマッチングサイト」の出現です。これにより、これまで一番苦労していた引継ぎ先を探すことが非常に容易となり、スモールな案件であってもM&Aにトライアルすることが現実的なものとなりました。

本著では、会計事務所が顧問先から第三者承継、つまりM&Aを相談されてから、引継ぎまでのプロセスごとを事例に基づき、留意点なども記載しながら説明をしています。これを手に取りながらでもスモールな案件であれば、十分に顧問先のサポートができるような書籍となっておりますので、積極的に活用いただければと思います。

会計事務所を前提としておりますが、一般の方にもわかりやすく書いてありますので、第三者承継をお考えのオーナー様もご一読いただき、将来のシミュレーションとしてみてはいかがでしょうか。